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ミニトマトの観察日記の書き方 子どもが楽しく書けるように親ができる声かけポイントをご紹介!

朝顔やミニトマトの鉢を抱えて帰る保護者を見かけると、あぁ夏休みの始まりだなぁ、と感じます。汗だくになりながら持って帰っているのはうちだけ・・・?なかなかの重量がありますよね。

さて、鉢を持ち帰って終わり!ではなく、多くの学校では、夏休み中にお世話をして「観察日記を書く」という宿題が出ると思います。観察日記は夏休みの宿題の定番ですよね。

ですが、絵を描いて、文章も書く、ということから後回しにしてしまいがちな宿題でもあります。なかなか始めないので、親もついイラ~っとしてしまうこともありますが(笑)、子どもが観察日記をまとめやすくなるようにするには、声かけにポイントがあるんです。
声かけひとつで、子どもも楽しく書けちゃいますよ~!!

まずは一緒に水やり

さて、我が子の場合、まず観察になど全く興味がない様子。持ち帰った鉢はほったらかし。私も植物を愛でる方ではないので、その気持ちは十分わかります。
でも、無理やり水やりをやらせるのも何かちがいますよね。そんな子どもにやる気を出してもらうコツは、まず、親が興味を示してみせることです。
「ミニトマトのお花ってかわいいねぇ~」「わぁ、ちっちゃいトマトできてる!」など、発見したことを伝えて「見てみて~」と呼んで一緒に眺める。こんな「観察タイム」を設けているうちに、トマトの成長の「変化」が楽しいのか、水やりを進んでやるようになりました。(まぁ3日に1回は水やり当番が入れ替わりますが・・・笑)

そして、子どもが気付いた変化には必ず「写真を撮る」ことをおすすめします。あとで書く観察日記の文章のところにも役立ってきますよ。

ミニトマトは必ず実がなったら写真を撮りましょう!赤くなるまでの日数を把握することができます。

初めてのミニトマトの赤ちゃん♡

絵にする写真を撮る

炎天下で観察日記を書くのは、非常に暑いし辛いので、タブレットで写真を撮って、それを見ながら描くことにしました。「本物にこだわりたい!」という方は、家に鉢を持ち込んで描くのもいいかもしれません^^

絵の主人公を決める

観察日記の題名が「ミニトマトのができたよ」だったので、「この絵の主人公は誰になると思う?」こんな感じで声かけをして、まず主人公のトマトを決め、大きめに描きます。それから、脇役のミニトマト、茎、葉っぱを描いていきます。

  • ミニトマトの描き進め方
  • 主人公のトマトを決めて、大きめに描く
  • 主人公の周りに脇役のトマトを描きたいだけ描く
  • 茎や葉っぱを描く
  • 好きなように色を塗る

観察日記はラブレター

ただ観察したことを淡々と書いても面白くありません。そこで「完成したら、この観察日記を誰に見せたい?」「その人にどんなことを知ってほしい?」という声掛けをしました。
その人のことを想って書くだけで、自然に字もきれいになったり、文章に自分らしさが出てきます。そう、観察日記はラブレターと同じ伝えたい人のことを想って書いてみましょう!!

ちなみに、我が子の答えは「担任の先生!」でした^^

観察したことを書く

かんさつ名人は「見る」だけじゃない!

かんさつ名人になるには、ただ「見る」だけでなく、さわってみる、においを嗅いでみる、数を数えてみる、大きさ、色、形の変化を見てみる、などたくさんの観点に気付くことが大切です。

表現は抽象的ではなく具体的に

文章を書く時、これは感想文なのでも言えることなのですが、子どもは「きれいでした」、「たのしかったです」、「すごかったです」とまとめがちです。
具体的にどうだったのか、声かけをしてみましょう。

  • 大きさは、「どのくらい?」「おうちに同じ大きさのものはある?」
  • 色は、「どんな色だった?」「みんな同じ色?」「色の変化はあった?」
  • においは、「どんな感じ?」「似ているにおいはある?」

このように、子どもにインタビューをするイメージです。出てきた言葉をメモしておきましょう。具体的な言葉にすることで、読み手もイメージしやすい文章になります。

書くことを選ぶ

先ほどメモをした見つけたことや気付いたことの中から、書きたいことを選びます。観察日記はラブレターですから、相手に知ってもらいたいことや自分が観察していて面白かったことを選んで書くのがおすすめです^^

「なぜ?」と疑問が生まれたら・・・

観察対象がミニトマトだったので、せっかく赤くなったから「食べてみよう!」となるのが一般的かと思いますが、我が子は大のトマト嫌い。すすめても食べないだろうなぁ、と思っていたら、「ちょっと食べてみようかな。」と自分から言い出したんです!奇跡!

やっぱり自分で育てたトマトは可愛いんですかね??それでも一個は食べれないので、半分に切って挑戦するとのこと。包丁で半分に切ったら、「あれ、このトマト、たねの形変わってない?」と言うんです。「ん?どれどれ?そうかなぁ。スーパーで買ったミニトマトあるから比べてみる?」そんなこんなで、スーパーのものも輪切りにして観察することに。

このように、観察を通して疑問が生まれたら、それもぜひ日記に書くとよいことを伝えてみてください。子どもならではの視点がみれて面白いですね。

観察後、食べましたが(ちょっとかじった)、やっぱりまだ苦手みたいです^^でもその気付きも大切ですよね♩

完成サンプル

【大きさ】はじめはビー玉ぐらい。28日くらいたつとスーパーボールくらいになった。 【色】さいしょは黄みどりだったけど、だんだん下からじゅわーっとオレンジや赤へかわっていった。 【しゅうかく】ほうちょうではんぶんにしたら、まだたねの形をしていなかった。せい長中にとってしまったかな?もうちょっとまってたら、たねの形になったのかなぁと思った。

おぉ~がんばった~!パチパチパチパチ!!
色の変化の様子を「じゅわー」と表したり、輪切りにしたときの気付きだったり、私は全然思いつきませんでした!あはははは、親ばかです♡

声かけを工夫することで、お子さんの言葉の引き出すきっかけになると思います。
長い夏休み、子どもと一緒に楽しみを見つけながら、適度に肩の力を抜いて乗り越えていきましょう~!!

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